【前回まで】

専務吉澤(竹本の会社の専務)は、獅子谷に脅迫されたトラブルの解決をヤクザの熊倉に頼み、熊倉は吉澤に1億円を要求します。

 

闇金シシックで働くウシジマは、海老名店長に何かを運ぶように言われます。海老名と鯖野はこれについて何やらウシジマをハメて獅子谷の金を奪おうとしているようです。

 

【今回】

海老名店長に頼まれたものを運んできたらしいウシジマ。

 

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どこかのマンションのようです。

集合郵便箱の中に何か書類のようなものを入れるウシジマ。

 

防犯カメラがその姿を捕らえています。

 

レンタカー屋の前でボックスワゴンに乗っている海老名と鯖野。

 

海老名「どうした鯖野。」

 

鯖野「いや、20億の金強盗するのにたった二人で本当に大丈夫か?」

 

海老名「エレベーター前の相手も二人だ。不意をつけば絶対に大丈夫だ。、、、いざとなったら殺す気で叩け」

 

鯖野「、、、」

 

海老名「1億円の重さ知ってるか?」

鯖野「は?」

 

海老名「一万円一枚の重さが1グラム。一万円が一万枚で10キロ。20億あるから200キロ、、、車を停めてる所まで金を担いで走って逃げるんだ。一人50キロ、5億が限界だ。警備の人間は室内から地下駐車場の車に移すだけでも手錠でガードしてる。」

 

腕を手錠でトランクケースの取っ手とつないでいるようです。

 

「だから一応、手錠やトランクをぶっ壊す斧を持ってきた。最悪壊れないときは腕を切り落とす、、、億単位のタタキだ。警備してる奴も必死だ。手を抜いたら失敗する。」

 

鯖野「警備の人間が知ってる奴だったらどうする?」

 

海老名「知るか。どのみち獅子谷に拷問されて死ぬよ。」

 

鯖野「、、、」

 

海老名「それによ。人数は少なければ少ない方がいい。タタキは後で必ず分け前でもめるだろ?」

 

鯖野「ああ、だから今回は折半で文句ねえよ。海老名、、、、ああ。やっぱりさあ、、、、仕切り直してまた次回にしないか? 運び屋も警備の人間も抱き込んだ方が確実じゃねーか?」

海老名「また泣き言か? そいつらがゲロしねー保証がどこにある? 一年前に池袋の店長が売上金5000蔓延をタタキにあったの覚えてるか?」

 

 

鯖野「ああ。池袋店長の地元の先輩が犯人だったんだろ?」

 

「安いキャバクラで馬鹿みたいに金使って自慢話してるから目をつけられてたんだ。」

 

「社員の目の前でナイフで足を指されて血の海だったらしいな。」

 

海老名「ああ。だが、あれ、池袋の店長の自作自演だったんだ。」

 

鯖野「マジで?」

 

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海老名「ああ。池袋の店長ひどい拷問の後山に埋められたって噂だ、、、獅子谷は疑り深い。足を犠牲にしても信用しない。そして執拗に拷問をする。まずは警備の奴から疑う。無実の人間だろーが、絶対自供する。ひどい拷問だ。俺らの名前なんかソッコーでペラ回すよ」

 

目だし帽をかぶり武器を手にする海老名と鯖野。

 

鯖野「海老名、俺は獅子谷が怖い。」

 

海老名「俺だって怖いさ、鯖野」

、、、どこかの机の上にマルボロの空き箱と注射器やスプーンが置かれています。

 

 

、、、ベッドの上でうずくまっている獅子谷兄。

 

机の上にいくつか並んでいる携帯がなります。

 

獅子谷甲児「兄貴、今電話大丈夫か?」

 

獅子谷兄「どうした、甲児」

 

甲児「ボクシングのインターハイで関東大会に出場が決まった。」

 

獅子谷兄「まじか! すげーな! おめでとう! お前ならマジでオリンピック行けるんじゃねーの?」

甲児「そんな甘くねーよ。でもよ、ここまで来れたのは兄貴がオレを支えてくれたからだ」

 

獅子谷兄「馬鹿。お前の努力だよ。」

 

甲児「違う。ガキの頃から俺をかばってくれただろ?、、、頭のおかしいクソ親父から守ってくれた。近所のクズや小学や中学のクズどもからも、、、、俺が親父の財布からパクった1万円。俺がダチとゲーセンで使ったのに、速攻兄貴が疑われて親父に酷い折檻されたときも俺のことをかばってくれた。」

 

獅子谷兄「あのアホ、一番痛む場所を焼いた百草で攻めやがった。骨まで砕けて今でも痛む。でも、まーいいさ。甲児が表舞台で活躍してる話聞くと嫌な思い出も全てふっとぶぜ。」

 

甲児「嬉しいよ。ありがとう兄貴。」

 

そのとき別の携帯電話が鳴りだします。

 

獅子谷兄「緊急連絡だ。切るぞ甲児」

(なんだ? サンバービイの吉澤の件か?)

 

電話に出る獅子谷兄。

「どうした?」

 

「大変です。本部でタタキです。」

 

どこかの路上に斧や金づちと切断された腕が落ちています。

 

つづく。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

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